「大きな光と小さな光」    2018年12月24日

 

    クリスマスイヴ メッセージ 

 

   ヨハネ1:1~5      招きの詞 創世記1:1~5

 

 

 

 クリスマス礼拝、イヴ礼拝で語られる事が多い言葉は、一つは「光」、そしてもう一つは「三一論」でしょう。三一論は、何故「神の子」の降誕なのか、天には「父なる神」が居られるのかという疑問が起ることです。そこでこの両方を一つで上手く語れないかと考えて、太陽と月をモデルに「大きな光と小さな光」という題にしました。でもこれでは二つではないですか、問題は三一論で、三つですよと言われるでしょう。一休さんではありませんが「あわてない、あわてない」です。もう一つは大事な「地球」です。

 

 

 

 月の光は太陽の光の反射です。太陽の光を受けています。それを反射しています。しかし、地球も太陽の光を受けているのです。太陽が大元オオモトです。私たちは父なる神のみ心を受けて、育まれ守られています。子なる神・イエス・キリストは父なる神のみ心を受けて、私たちの間に宿って下さいました。月は太陽の光を私たちに、届けてくれます。月の光は昔から、人々に様々な思いを与えてくれています。希望を与えたり、失望に慰めを与えたりして来ました。お月さんは音楽のテーマにもたくさんなっています。「月の光」、「月光」などです。沢山の月の表情を伝える英語の名前も多いです。白い月をペールムーン(Pale Moon)やシルヴァリームーン(Silvery Moon)、赤い感じをレッドムーン(Red Moon)、寂しい感じでしょうかペーパームーン(Paper Moon)などと呼んでいます。地球は光っていませんし、私たちには見えません。しかし大事な働きをしています。それは「引力」です。このおかげで私たちは地球に留まる事ができています。引力が無ければ、地球から何処かへ彷徨っていることです。また、太陽と月から離れないでいる大事な働きをしています。引力によって、無事に太陽の周りを、そして月が地球の周りを回ることが出来ています。地球の引力は目に見えません。聖霊も目に見えません。しかし太陽の光をいつも届けられるように引力が働いている様に、聖霊は日々の私たちの命と生活を守り、父なる神、子なる神の憐れみ深いみ心を私たちに届けてくれています。

 

 太陽、月、地球と私たちへの関わり方、働きの仕方は三つですが、太陽の光に守られるのは一つです。父なる神、子なる神、聖霊なる神の三つのお働きの仕方は変わっていますが、その大元は父なる神のみ心です。聖霊は目に見えませんが、いつも私たちに働きかけています。引力も見えませんが、私たちが大地にしっかりと立って生活できるように働いています。

 

 いかがでしょうか。クリスマスに語られる、「暗闇を照らす光」の話と、父・子・聖霊という三一論を、太陽の光、それを受けて反射している月、そしてそれを受けられる様に、引力という目に見えない働きで私たちを守っている地球、という三つが一つなって私たちが生きている事に譬えさせて頂きました。

 

 

 皆さまに、父なる神、子なる神、聖霊なる神の御祝福とお守りが在ります様に、お祈り申し上げ、子なる神のご降誕に感謝し、またお祝いしたいと願います。子なる神・イエス・キリストのご降誕のクリスマス、おめでとうございます。 アーメン